Mums Market
20-02-17



Mum's Marketの1周年を記念して始まったこのインタビュー企画。


日本を離れ、オーストラリアでがんばって、時には、涙しながら、それでも、家族で団結し、笑顔で子育てに励むママたちのお話を連載してきました。


毎回インタビューを通して、子育てという大仕事の裏に隠されたそれぞれのママの想いやこれからの夢に触れるたびに、私自身、ジャパママの逞しさに感動し、勇気を分けていただけてた気がします。


さて、そんな、『オーストラリアでキラキラ子育てするママへのインタビュー』 第6回目の今回が最後のインタビューとなります。



その、有終の美を飾っていただくママさんは、

ラドホンスキ のぶえさん。

オーストラリア在住8年

6歳の女の子と、3歳の男の子をもつ二児のママさんです。



さて、ではさっそくのぶえさんにお話を聞いていきましょう。


日本人ママとつながることで気づいた、オーストラリアで、 自分にできること!

日本で助産師としてお仕事をしていたのぶえさん、助産師になったきっかけはなんですか?

高校で進路を決めるときに、助産師になろうとなんとなく思ったのがきっかけです。

高校卒業後は、看護学校に通い、卒業後、看護師として産婦人科に勤めました。そこで、出会った先輩がすごい素敵な助産師さんばかりで、そこで改めて”やっぱり助産師になりたい”と思い、本気で助産師を目指すために、助産師の学校に通い、晴れて助産師の資格を取得し、名古屋市立城北病院(現在の名古屋市立西部医療センター)の周産期病棟で助産師として仕事をしていました。




日本とオーストラリアのお産事情の違いってありますか?

日本の医療の世界では”手当て”という概念が基本にあります。”手当て”とは、その字のごとく、患者さんの痛いところに手を当て触れてあげるという意味合いを発展させて、”患者さんの心に寄り添ったケア”をするという意味で使われることもあります。

その、患者さんに寄り添うという意味での”手当て”がオーストラリアのお産では、感じにくいような気がします。

実際、私がオーストラリアでお産をした時に、日本のように、産婦さんと助産師さんが一緒になってお産を乗り切るという”つながり”のあるお産ではなく、マニュアルに沿った義務的な助産師さんの介助で、少し無機質な感じを受けたことを覚えています。

私が日本で助産師をしていた時は、受け持ちの産婦さんのことをなるべくわかろうとお話をしたりして、その人のニーズに答えられるようなケアを提供できるように心がけていました。

そして、このオーストラリアでの自分のお産の経験と日本で助産師として働いていたときに学んだケアのギャップが、日本人ママによりクオリティの高い、ママのニーズに合ったケアを提供するためのビジネスを自分ではじめる一つのきっかけとなりました。


ラクテーションコンサルタントとして起業するまでの道のりはどうでしたか?

2010年に国際ラクテーションコンサルタントの資格を取得しました。その時は、子育て真っ最中、長女がまだ生まれたばかりの時でした。

資格を取得した時は、将来この資格を活かして、どこかの病院などの組織でお仕事がやれたらいいな~と思っていましたが、子どもの成長に伴い、参加したプレイグループなどで色んな日本人のお母さんと関わっていくうちに、オーストラリアにもラクテーションコンサルタントはたくさんいるのに、”日本みたいなおっぱいのケアが受けられなかったから、おっぱいをもっとしたかったのにできなかった”とか、”(母乳育児は)トラブルだらけできつくて、ミルクに変えちゃった”とか、という話をよく聞きました。

そういう話を聞くたびに、”私が何かやってあげればよかった。。。”という想いが募っていくようになりました。でも、その頃、自分も第二子を妊娠、出産したりということがあったので、2016年までは、知り合いをみてあげる程度で、自分のビジネスとして始めたのは、去年2016年のことです。




ビジネスとして始めたきっかけはなんですか?

母乳やおっぱいのことで本当に困っている日本人ママが多くいることを目の当たりにして、”大きくなくてもいいから自分ができる範囲で誰か助けを求めている人がいたら、助けてあげれたらいいな”と思ったのがきっかけで、ラクテーションコンサルタントとして自分でビジネスを始めることにしました。



不安でも、怖くても・・・、まずは一歩踏み出すことで何かが始まる

お子様が、6歳と3歳で子育て真っ盛りののぶえさん、ビジネスを始めた頃はどんな思いでしたか?

もう、不安しかありませんでした(笑) とにかく、不安ばっかり。

私は、性格上、準備をちゃんとしなくちゃいけない、子育てを一段落しなくちゃいけない、もっともっと勉強してオーストラリアでの経験がなくっちゃいけない。。。

あれも足りない、これも足りない、だから、あれも、これもしなくちゃ。。。と思い込んでいて。。。

今、考えてみると、それを言い訳に結局は逃げていたんだと思います。

でも、そんな時に、ある人から、”まずは見切り発車でもいいからスタートしてみることが大事”ということを言われて、”パカーン”と何かが弾けました。

その時に、”そっか~、やり始めて、どんどん変えて、改良していけばいいんだ”ということに気づき、”私が何もやらずに、助けられない人がどんどんでるよりは、少しでも誰かを助けていきたい”と思ったことで、ビジネスを始めることに対して、自分の中ですごく気が楽になりました。




ビジネスを始めてみてどうですか?

やってよかったです!

もちろん、色々ともっとこうできたかな?と思う時もありますが、違う州にお住いの人から依頼があったりすると、これだけ困っている人がいらっしゃるんだと実感して、ラクテーションコンサルを始めてよかったと改めて思いますね。


のぶえさんのラクテーションコンサルとローカルのラクテーションコンサルの違いは?

私に依頼の来るほとんどのママさんが、依頼前にローカルのラクテーションコンサルにまずは行っていることが多いです。

そこで、皆さんおっしゃることが、”ローカルのラクテーションコンサルでは、納得するケアが受けられなかった”ということです。

私のケアを受けた後に、ある方がおっしゃったのは”乳房マッサージとか日本的ケアが受けれてよかった”ということです。

私のケアでは、実際におっぱいに触れて、問題を見つけて、”ここがこういう状態なので、今この問題が起こっているので、ここをこうすると、この問題が解決するんですよ”といった、アプローチをしていきます。 例として、おっぱいを飲ませるときに乳頭にすごく痛みがあるという方が、ローカルのラクテーションコンサルに行った時は、ポジショニングとラッチオンといって、お母さんが正しい姿勢で母乳を飲ませているか?赤ちゃんがちゃんとおっぱいを含めているか?といった基本事項はみてくれますが、実際に痛みのあるお母さんの乳首がどうなっているかということは、あまり重要視されずに、乳首の痛みに対して何も解決策をださないまま、しょうがないからこのまま続けるしかないわね~と帰されてしまうことがよくあります。そうやって帰されたママが、私のもとへいらっしゃって見させてもらったときに、乳首に少し問題があったので、ほっとかずにGPへ行くことをお勧めしたら、その後、私が指摘したような問題がGPでも見つかり”治療を受けることになりました。ありがとうございます”というメッセージをいただいたこともありました。

あと、私のラクテーションコンサルでは、母乳の出をよくするため、乳房マッサージやおっぱいのしこりを取るという手技をしますが、オーストラリアのラクテーションコンサルでは、そういうケアは受けれないと思います。




どういう方にお勧めですか?

もちろん、母乳で赤ちゃんを育てたいと思っていらっしゃるママさんたちです。そのママさんたちが、母乳育児する中で気楽に話や相談ができる場所でいれたらいいなと思っています。なかには、母乳が足りず赤ちゃんの体重が増えずにformulaを足さなければいけない状況の方もいらっしゃるでしょう。そのママさんがやっぱり母乳で育てたい!と言うのであれば、ママさんが満足するまで私も一緒にがんばっていく。それが私の役目だと思っています。

特に母乳の出始め、「初乳」に含まれている成分は、赤ちゃんにとってもすごく重要で必要不可欠ですし、授乳することでママの産後の身体の回復を助ける働きがあります。

事情で母乳を授乳することができないママもいると思いますが、大体のママは、産前におっぱいのケアを始めて、知識を持つことで、お産直後のへろへろになった状態でも初乳の授乳をスムーズにやれるということがあります。

お産もそうですが、助産師やラクテーションコンサルタントは、ママの介助をすることはできても、ママの代わりにはなれません。ママがどういう姿勢で取り組むかによって、お産も授乳も変わってくるものです。

なので、私のコンサルも、できれば産前から来てもらって、どういうタイミングでどういった回数、どういう風に授乳するかなどをお勉強してもらうと、産後の授乳がスムーズに進み、母乳育児の成功につながりやすいと思います。

もちろん、産後の方も、何か母乳トラブルがあれば、なるべく早めにご相談いただければ、私の方でもできる限り対応するようにしています。


ラクテーションコンサルタント以外にも、二児の母としてオーストラリアで育児に励むのぶえさん、オーストラリアで子育てしていてよかったことはなんですか?

オーストラリアは多文化だからだと思うんですが、価値観が色々あり、日本のように”こうしなきゃいけない”ということが少ないように感じます。

日本で一年子育てしていた時期があったのですが、その時はやっぱり人の目や常識が気になり、子どもに対して、ああしなさい、こうしなさいと厳しくなりがちでした。でも、それがオーストラリアに戻ってきてからはあまりなく、のびのびと子育てができるようになりました。




のぶえさんの子育てのモットーは?

楽しく!というのが一番ですね。

自分が楽しくしているとそれは、子どもにも伝わりますし♪

あとは、人の言うことを気にしない。

自分の家庭だからそれを作っていくのは自分たち家族なので、ほかの人の言葉に振り回されて、自分の意思ではないことを子どもに押し付けるのが一番いかんと思いました。


のぶえさんの夢は?

ラクテーションコンサルタントの仕事を通して、たくさんのママを助けたい。おっぱいのことをきっかけに育児で悩むママのサポートができればいいな~と思っています。

あとは、ボケずに100歳くらいまで長生きして、”あっ、あそこにおっぱいみてくれるおばあちゃんがいたよね”って言われる存在になりたいです。自分の孫くらいの世代の子が出産するときにもまだ現役でラクテーションコンサルタントをして、”おっぱいばあちゃん”って呼ばれるのが、今の夢です。




いま、やりたいことがあるけど、子育て中で、一歩踏み出すことをちょっと躊躇しているママへ、のぶえさんからのメッセージお願いします。

どんな偉い人にでも、最初の一歩を踏み出す瞬間があって、 自分が、不安でできないとばかり思っていることを、周りは意外とそんなこと思っていなくて、勇気はいるけど、とりあえず一歩踏み出してみることが大事。 

もし、今、どうしよう。。。やりたいけど、やれない。。。と思っている人は、考えている間に時は過ぎてしまうので、子どももいて色々大変だけど、まずそれを振り払って行動してみる。そうすると、なんだかんだでどうにかなってくるので、まずは勇気をもって、最初の一歩を踏み出してみることかな。



☆ママとしてだけでなく、一人の才能溢れる女性として、前へ進むのぶえさんの、”自分の持っている力を誰かのために活かしたい! そして、一人でも多くの日本人ママが無理なく母乳育児をできるように手助けをしたい!”という、ラクテーションコンサルタントとしての情熱がひしひしと伝わってくるインタビューでした。

のぶえさん、インタビューへのご協力ありがとうございました。


今後、『産前ママのためのおっぱいワークショップ』など、日本人ママのカラダとココロのケアを広めていく活動を計画中ののぶえさんのラクテーションコンサル

詳細はこちら


≪連載を終えて≫

6回の連載を通してお話を聞かせていただいたママや、まだ私の出会ったことのないママ、

オーストラリアの日本人ママは、強くしなやかに、今日もオーストラリアの空の下、どんどんどんどん

輝きを増していくんだろうな~。

いつか、輝く”あなた”とMum's Marketで出会える日を楽しみにお待ちしています♪


≪おまけ≫のぶえさんに聞きました。Mum's Marketを利用してよかったことは?

人と人とがつながるきっかけになると思います。私のラクテーションコンサルタントの広告を初めて出したのもMum's Marketで、そこから、その広告をみてクライエントさんがきてくれました。

先日、フェイスブックで「日本人ラクテーションコンサルタント」で検索してみたら、Mum's Marketに載せた私の広告がでてきて感動しました!

今後ビジネスをしようと考えている方にもおススメです!!




☆カコのインタビュー記事☆

【第1回】へこんでも、どこかでふっきって友達と会ってたくさん笑う

【第2回】子育ての一番つらい時が自分の成長するチャンス

【第3回】比較することをやめて感謝したとき、子育てが楽しくなりました

【第4回】”仕事”でリフレッシュ、働くママの笑顔の秘訣

【第5回】ママの想い、アレルギッ子も笑顔で元気に育てよう


ママの夢に一歩近づける場所 【Mum's Market】では、あなたの子育てに”ワクワク”をお届けする企画がこれからも目白押し。Mum's Marketで情報チェックしてね♪


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